方位:正方位:(南北):シリウス方位
正方位:
<飛鳥宮跡の発掘調査> 1959年からの180回にわたる発掘調査で、630~694年にかけて、奈良県明日香村のほぼ同じ場所に、3期にわたり四つの宮殿があったことが分かった。このうちI期の飛鳥岡本宮は、傾斜している地形を改変せずに建てられたが、II期の飛鳥板蓋宮は、大規模な土地の造成により、中国の王宮と同じく、宮殿の方位が真北を向く「正方位」になるなど、大きな変化が見られる。従来は天皇(大王)の代替わりごとに王宮を移していたが、飛鳥宮から同じ場所で固定されるようになった。出土した木簡などから、遺構の年代の特定や周囲に配置された役所の解明が進行。99年からはIII-B期(III期後半)の飛鳥浄御原宮に付属する飛鳥京跡苑池の発掘調査も進む。調査の成果を踏まえ、国史跡「伝飛鳥板蓋宮跡」だった遺跡名が、2016年に飛鳥宮跡に改められた。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/12593
シリウス方位